氷川下こども会のルーツは、1953年に日本医科大学、お茶の水女子大学、東京大学、東京教育大学、跡見学園女子短期大学の学生の手によって設立された「氷川下セツルメント」にまでさかのぼります。

当時の「氷川下セツルメント」は診療部や法律相談部、栄養部などに分かれ、地域に根ざした広範な活動を行っていましたが、時代の移り変わりとともにセツルメントとしての本来の意義を失い、80年代ごろには子ども会活動を残すのみとなっていました。

(セツルメント、とは本来地域の中に医療や法律、教育学などの専門家を常駐させ、地域住民が適切な援助を受けられることを目的としたものです。)

その子ども会活動もまた、徐々に学生のボランティアサークルとしての要素を色濃くしていき、ついに1990年、氷川下子供会も正式にセツルメントの名を外し、ボランティアサークルとして独立することとなったのです。

氷川下こども会はその後、今に至るまでお茶の水女子大学、東洋大学、大妻女子大学の3大学公認ボランティアサークルとして、文京区を中心に活動を続けています。